令和元年、最初の研修会が25日、26日に大阪コロナホテルで行われました。
時代は新たに移り変わりましたが、変わらない ”心” ”思い” がしんそう大坂会にはあります。
しんそうを学ぶ上でいくつもの大切な教えがありますが、その一つに ”場に感謝” があります。
研修会が始まる前に掃除や会場の準備を理事の先生方や研修生が自主的にみんなで一緒に行います。
いつもと変わらない風景。感謝の気持ちが形に現れる素敵な時間です。
【土曜研修】
しんそう訓は松本先生のお話しから。
しんそう訓に込められた思いや意味について話して下さいました。
とても奥深く、改めてしんそう訓の大切さを実感しました。
令和最初のしんそう訓。皆、とても引き締まった表情で聞いていました。
藤原先生の講義
環境と人体について、「DNAと人生の正体」に書かれている内容を基に分かりやすくお話しして下さいました。
また、文明社会における人体の現状や、そこからひも解かれる今後の課題を分かりやすく講義して下さいました。
今月の土曜研修は背部から全身を調整する技法を学びました。
理事の松本先生による模範実技を見せて頂きます。
更に今月の技法を行う際の注意点や、静的検査でのポイント、脊椎の状態に対してのアドバイスを頂きました。
各班に分かれて練習に励みます。
一つ一つ丁寧にご指導していただけるので、皆それぞれとても充実した様子で練習が行われていました。
一日を振り返り、理事の先生方から総括をしてもらい、自分では気づけなかったポイントなどアドバイスをいただいて土曜研修を終えました。
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【日曜研修】
日曜研修は基礎科生の板倉さんのお話しから。
身内の方の話しを交えながら、今後の抱負を話してくれました。
今月は、しんそう 二条駅前院の 佃 侑幹子先生による症例発表でした。
開院当初の体験を踏まえた話しから最近の症例に至るまで、とても幅広い内容の症例でした。
開院当初の話しはこれから開業を目指す先生方に参考になったと思います。
一人目の膝痛の患者さんの症例は施術前後の動画を用いて歩行時の比較をされていたので、改善されていく様子が分かりやすかったのが印象的でした。
患者さん自身も施術を続けることで歩ける距離や速度がどんどん良くなるのが自覚できて気持ちが前向きになったという症例でした。
二人目の患者さんの症例は、不眠で全く眠れないと来院された方が施術中に眠り込んだ話しや、元気が出て趣味を楽しめる迄に回復したという症例で、どちらの患者さんも明るく元気になっていく素敵な症例で佃先生の人柄を感じました。
「しんそうで元気になられる方を一人でも多く増やして、皆で元気に頑張っていきましょう!」と最後に力強く締めくくってくれました。
しんそう 八尾志紀院の泉先生による解剖学講座。今月は筋肉の種類や働きについて分かりやすく解説してくれました。また、この後習う今月の技法に関連して腕の筋肉を例に神経の話しを交えながら話してくれました。
松本先生の講義
しんそうは何を治すのか。形の重要性について。など他の治療法との明確な違いを話して下さいました。
基礎科生から研究科生に至るまで、しんそうを学ぶ者にとっては”原点”ともいうべきとても大切な内容でした。
更に実際の患者さんの例を用いて、”歪みと患体の特徴”や”術後の変化”について詳しく話して下さいました。
今月の日曜日は手を操作して全身を調整する技法を学びました。
いつものように、先輩先生の実技を見せていただいた後、各班に分かれて練習に励みます。
理事の先生方のご指導の下、それぞれに意見を出し合いながら、検査で確認しながら、技の精度が上がるように仲間同士が協力して練習に励みます。
今月は開業試験が行われました。実技と筆記の試験に取り組む高等科の先生。
試験のじゃまにならないように、こっそり後ろから撮影。日頃の努力の成果が出ますように。
この日の終了間際、基礎科の奥野さんから趣味のサーフィンで県大会で準優勝したと嬉しい報告がありました。
前日に しんそうを受けて大会に挑み、「難しい技も決めることが出来て、しんそうのおかげです」と爽やかな笑顔でみんなに報告してくれました。
今月もたくさんの学びや気づきを得ることが出来た、貴重な二日間でした。
ありがとうございました。
次回、6月の研修会は22日(土)、23日(日)です。
研修会の見学などの質問については、
しんそう大坂会
電話(06)6195-6884まで
お問い合わせください。
平成29年8月以前の しんそう療方大阪研修会ブログをご覧になられる方は
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