今月も22日、23日に研修生の皆さんが元気に顔を合わせ、大阪コロナホテルでしんそう大阪研修会が行われました。恒例になっている研修会前の座談会ではいつものように皆で”正座”をして、仲間同士で座り方の確認をし、この一か月間で嬉しかった事や良かった事をそれぞれ話し合いました。
【土曜研修】
今月のしんそう訓は私、京極がさせて頂きました。いつも来院されている男性患者さんの身体の形や様子に異変を感じて精密検査を受けてもらったところ、軽度の脳内出血が見つかり、「重症化する前に手術を受けれて命拾いした」と患者さんから感謝して貰えた話しをしました。
水野先生の講義
普段、患者と向き合う際の注意点や心構えについてのお話し。また、しんそう院を運営していく上でとても大切な基本理念についてのお話しをして下さいました。
しんそう士として軸となる基本理念のお話しは、普段の経営で迷いや不安が出ても原点回帰することが出来る本当に貴重なお話しです。研修会に参加する事で聞くことができる理事の先生方のこういった講義はとてもありがたいですね。
今月の技法は手を操作して全身の形を調整する技法を学びました。
固定箇所や注意点がとても多いこの技法。まずは理事の水野先生に模範実技を見せて頂きます。
初めてこの技法を学ぶ研修生はノートを録って覚えるだけでも大変ですが、少しでも沢山の事を学ぼうとみんな一生懸命に練習していました。
ベテランの先生方から4月に進級したばかりの先生まで、皆の熱のこもった練習であっという間に時間が過ぎました。
最後に理事の先生方から総括として注意点やアドバイスを頂き、今月の土曜研修が終わりました。
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【日曜研修】
今月の日曜研修は基礎科生の奥野さんの話しから。「仲間と一緒に沢山練習を積み重ねて、いつか世の中のお役に立てるように頑張っていきたい」と目標を話してくれました。
この日は、しんそう学苑事業部より事業説明がありました。
令和元年7月よりNHK文化センター梅田教室の健康・ダンス部門でバランス形成体操が始まります。
ご興味のある方はNHKカルチャー梅田 検索 または電話(06)6367-0880(NHKカルチャー梅田)で申込みして頂けます。ご応募お待ちしております。
今月は研究科の高橋 裕明 先生の症例発表でした。
何十年もの長い年月胃痛や不眠、股関節の怪我など様々な症状に悩まされてきた60代男性の患者さん。
「とにかく手足の左右差を揃える事」を心掛けて施術を続け、2か月後には安定して睡眠がとれるようになり、生活状況もかなり改善されたそうです。
患者さんの変化していく様子をみて「しんそうを通して人生勉強をさせて頂けることを実感した」とご自身にとっても大きな経験だったことを話してくれました。
二人目の症例は30代女性で出産を間近に控えた患者さん。背中と腰に痛みがあり、不眠にも悩まされていたとのこと。
施術後は全身の変化が見て取れ、気持ちよさそうに熟睡されていた患者さんを見て、家族の方もとても安心した様子だったそうです。
その後も施術を続け、無事に元気な赤ちゃんを出産され、とても喜んでもらえたという症例でした。
最後に「自分自身も仲間との練習のあとは身体の改善を実感して、とてもビールが美味い!」
「これからも頑張りたい」と笑顔で話してくれました。
解剖学講座は、しんそう八尾志紀院の泉先生
前日のしんそう訓の話しを用いて、患者の形や動きを見る事の重要性を解剖学に繋げて話してくれました。
また、この後学ぶ今月の技法をする際に参考となる胸部と腹部についての話しをしてくれました。
藤原先生の講義
世の中に沢山存在する整体やマッサージ、健康グッズなどについて、しんそう療方の観点から分かりやすくお話しして下さいました。
他に類を見ない”しんそう療方”だからこそ患者さんに対して説明できることがあります。患者さんと向き合う上でとても参考になるお話しでした。
今月の日曜日は身体のポイントとなる部分に軽く触れて全身の調整を行う技法を学びました。
先輩先生の模範を見た後、各班に分かれて練習に励みます。
簡単に見えて奥が深い今月の技法。順番、格好、形をとにかく練習します。
この日学んだ技法を行う際の注意点やアドバイスのご指導、そして全体の総括を理事の先生方にして頂き、6月度研修会も最後まで学びの多い研修会となりました。
今月もありがとうございました。
次回、7月の研修会は27日(土)、28日(日)です。
研修会の見学などの質問については、
しんそう大坂会
電話(06)6195-6884まで
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平成29年8月以前の しんそう療方大阪研修会ブログをご覧になられる方は
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